つばさブログ

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ひめはじめ4―クリープハイプ愛に包まれたプレミアムライブでの出来事―

 ひめはじめーークリープハイプが年始に行うライブの企画名。ファンクラブ会員限定のライブでありかつ、キャパ140というかなりプレミアムライブである。

当たることを願いつつも当たらないだろうと思い申し込む人が多いだろう。そんな貴重なライブを観ることができたのでレポートしたい。

 オープン前の整列をパッと見た感覚では1割も男性はいなかったと思う9割5分が女性。今回のツアーで男性がかなり多くなったのがファンクラブ限定だと9割がた女性なのであまり驚きはない。

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この日は対バンであることは告知されているが、対バン相手はシークレットでありメンバーが登場するまで誰だか分からない。そんな中登場したのがyonige。メンバーが登場し、一呼吸を置き歓声が上がった。狭いライブハウスであるため後ろの方のオーディエンスがyonigeに気がつくのに時間がかかったようだ。

yonigeのライブは淡々と行われた。普段から粛々と行うイメージではあったがとてもあっさりとしていた。yonigeからしてみれば、シークレットでしかも好きかどうかも分からない人に向けライブをするというのは酷であろう。そんな中で普段通りというのは落ち着いていたのかもしれない。MCではyonigeのことをオーディエンスが知っているのかという不安を吐露。そして尾崎さんとの出会いを語った。尾崎さんとの出会いは、数年前同じライブハウスでマイヘアとライブをした時で、その時彼女らが1曲目に『さよならアイデンティティ』を演奏したのだがギターの音が変だったからすぐに出て行ったと尾崎さんに言われたそうだ。苦い出会いであったが呼んでもらえてよかったと話していた。

 

 

yonigeのライブが終わりフロア全員のお待ちかねクリープハイプの番だ。スタッフがステージ準備するのを眺めた。ゆきちかさんのエフェクターの多さ、その横にちょこんと置かれたスッキリした尾崎さんのエフェクターカオナシさんのベースに、ドラムの位置調整をする拓さん、普段あまり見ることのない情景に目を輝かせている人もいた。

 

 

フロアが暗転、クリープハイプが入ってくる。異様な静けさの中いつも通りSEなしにトイレに入っていくようなゆるさでステージ入場。フロアは目の前に広がる光景を実感することができずに拍手をする音が小さかった。静かなフロアに対して尾崎さんが、「運を使い果たしても、手は叩けるでしょうが」と煽り、やっと大きな拍手になった。ライブハウスの1番後ろにいる人だとしてもZepp系の最前列より近くにいる。ファンからしたらもう堪らない。しかもここにいるのはファンクラブ会員の太客だ。夢にも見なかった光景なのだ。

 

  1曲目に『泣き笑い』。こっちが泣きたくなるし、嬉しい。泣き笑いとはこのことか。「今年も一生のお願いをしていいですか」と問いかけ『一生のお願い』、『おばけでいいからはやくきて』、『私を束ねて』を立て続けに演奏。最新アルバムの曲が多めな序盤の展開でMCへ。

 「フェスっていうのはよくないね。対してよくなくとも手を挙げてもらったり、飛び跳ねてくれたりして。ここでやってた頃はあなたたちのように静かに観てもらっていた。なんか実家みたいだね。特に話すこともないし聞くこともない。ただいてくれるだけでいい。話すこともないので。」と尾崎さんが話した。彼らにとって太客であるフロアに対する最大限の愛を感じた。

 

話が終わると『クリープ』を演奏。先ほどまでとは一気に変わり懐かしい曲へ。「4年半ぶりにやります。こんな時もあったのだなと」と言い『ごめんなさい』。近年の作品とは違った自分へのイライラ感だ。現在のイライラが対外だとすれば内向的なイライラである。

そして、『わすれもの』を演奏し再びMCに。

「(公にはまだならないけど、ある大発表をして)まだ公表しないので忘れてください。忘れてくださいってことで『さっきの話』。」と『さっきの話』を歌う。なかなか演奏されない曲が次々と投下されていき、ファンにとっては堪らない。

尾崎さんが「(yonigeとマイヘアのツーマンを観た時に尾崎さんがサヨナラアイデンティティの音がミスっててすぐ出ていったことに対して)悪かったなって思います。あの時はイライラしてたんだと思います。今日はあの頃の曲をやれてよかったなと思います。」とyonigeとの出会いを振り返った。

 

『ABCDC』を演奏し、普段ならば『イノチミジカシコイセヨオトメ』のアウトロから繋げる所を今回は『ABCDC』から『手と手』へ、そして人気曲である『愛の標識』に繋いでいった。この曲は地域ごとに歌詞を変えるが今回は「下北沢のライブハウスを代表するデイジーバー」とホームであるライブハウスを取り上げ、フロアのテンションはマックスへ。

 「ファンクラブとかダサいと思っていたんですよ。でも人を好きになるのってダサいなって。自分よりも好きだったり偏って好きって。でもこの歳になって良さがわかりました。今まで(のひめはじめ)は年末フェスの曲をやってたけど今回は昔の曲を練習してきた。好きな方には伝えたいなと。

これからもあなたたちのような人のために歌います。」と、本日のライブの思いを語り、ラストに『二十九、三十』を演奏し、ひめはじめ4を終えた。

 

 

フェスでのよそ行きのクリープハイプ、ワンマンでの同僚のようなクリープハイプ、ファンクラブ会員限定ライブでの実家のようなクリープハイプ、全てがクリープハイプであり、太客にとっては全てが愛おしいのだ。

クリープハイプへの愛、クリープハイプからの愛で包まれた最高のプレミアムライブであった。

 

 

セットリスト

1.泣き笑い

2.一生のお願い

3.おばけでいいからはやくきて

4.私を束ねて

5.クリープ

6.ごめんなさい

7.わすれもの

8.さっきの話

9.ABCDC

10.手と手

11.愛の標識

12.二十九、三十

 

 MCは一言一句までは記憶することができないのでニュアンスで捉えてください。

 

2018年ライブを観たアーティスト全140組!!

2018年ライブを観たアーティスト

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2018年にライブを観たアーティストは、140組でした。

昨年は125組だったので15組ほど多くのアーティストを観ることができました。

観たアーティストは観たライブハウスと共に、下に掲載します。

 

今までは多くのバンドを観ることを目標にしていましたが、今年は観たいバンドを観るというのテーマとして1年を過ごしました。ずっと好きなクリープハイプ、2年前から熱心に追いかけているSUPER BEVER 、昨年出会ったハンブレッダーズを節目ごとに観れ、それぞれのバンドが変化していくのを実感できうれしく思います。

昨年末に解散を発表したQOOLANDの追っかけで地方のライブハウスに行き土地ごとの盛り上がり方、同じ好きでも表現の仕方の違いというのが面白かった。

 

3月にはイギリスのライブハウスにも行ってきました!!

英語は話せないし、チケットの買い方もわからずふらっと行った「100CLUB」というライブハウス。ネットにはキャパ300って書いてあってどんな小さな箱かな?と思って行ったら、大通りにありフロアも渋谷クアトロくらいの大きさで、バーカウンターは2個あるしイギリスは室内禁煙だから煙くもない。壁には出演したアーティストの写真が掲げられておりポールマッカートニーの写真もありました。

出演してたのはラモーンズのコピーをしているガールズバンドで結構人気があるのかたくさん人が入っていました。ギターの子が見た目中学生くらいなのにゴリゴリな演奏をするので上がった。

盛り上がり方は日本と全然違って手をあげるのがサビというわけではないし自分の上げたいところで挙げていた。基本的にみんな片手にビールを持っているのでそれを振る感じ。あと不思議だったのがライブ中でも当たり前のようにビールを買いに行くところ。僕の行くようなライブではこのような光景を見ることは滅多にないので新鮮でした。

 

 

最後に僕がライブハウスに行き始めてから1年くらい毎月のように通っていた「渋谷乙」というライブハウスが渋谷の再開発によって無くなってしまいました。オルタナティブロック、ポストロックを中心にしつつも、真正面のロックもラップも出るようなライブハウス。あの場で出会った音楽に今も助けられているし、忘れちゃいけない葛藤や闘争心を再確認できる場所でもあり、最高の秘密基地でした。移転地を探しているようなので営業再開が待ち遠しいです。

 

 

来年はどれだけのアーティストを観ることができるのか楽しみですし、どんなアーティストを観て過ごすのか今からワクワクです。

クリープハイプ、SUPER BEVERのチケットが当たっていないのが辛いです…)

 

 

2018年ライブを観たアーティスト全140組一覧

OVER THE DOGS 下北沢QUE

MONGOL800 新木場スタジオコースト

Fear, and Loathing in Las Vegas 新木場スタジオコースト

打首獄門同好会 恵比寿リキッドルーム

Creepy Nuts 恵比寿リキッドルーム

パノラマパナタウン 恵比寿リキッドルーム

フレンズ 恵比寿リキッドルーム

クリープハイプ 中野サンプラザ 武道館 ぴあフェス Zepp TOKYO 4回

Emu sickS  下北沢ERA

ハンブレッダーズ 下北沢ERA 新宿LOFT2 下北沢SHELTER 4回

deron deron deron 下北沢ERA

The Whoops 下北沢ERA 渋谷THE GAME    2回

えんま 新宿SAMURAI

宍戸翼 新宿SAMURAI

篠山浩生 新宿SAMURAI

小林要司 新宿SAMURAI

平井拓郎 新宿SAMURAI 下北沢ERA BAR2   3回

QOOLAND Zirco TOKYO2  群馬SUNBURST 

仙台FLYING SON 4回

君ノトナリ Zirco TOKYO

Lost and found Zirco TOKYO

あの日ヨリ。 Zirco TOKYO

雨の降らない世界。 Zirco TOKYO

the Marin Carin Zirco TOKYO

ムツムロアキラ 新宿タワレコ 渋谷WWW 2回

KAKASHI 新宿タワレコ

THE RAMONAS 100CLUB(ロンドン)

WERECATS  100CLUB(ロンドン)

WAFY 群馬SUNBURST

old flame 群馬SUNBURST

AIR TONIC 群馬SUNBURST

Ready at Dawn 群馬SUNBURST

ヨルニトケル 仙台FLYING SON

the  cibo 群馬SUNBURST

THURSDAY'S YOUTH 群馬SUNBURST 渋谷乙 2回

indischord 群馬SUNBURST

林 萌々子 Zepp Tokyo

KOTORI Zepp Tokyo 越谷EASYGOINGS 2回

BAN'S ENCOUNTER Zepp Tokyo

yonige Zepp Tokyo

39degrees Zepp Tokyo

SIX LOUNGE Zepp Tokyo 新宿LOFT 新木場スタジオコースト 渋谷O-Crest 4回

さよならポエジー Zepp Tokyo

Track's Zepp Tokyo

Unblock Zepp Tokyo

ハルカミライ Zepp Tokyo

THE SKIPPERS Zepp Tokyo

Hump Back Zepp Tokyo 越谷EASYGOINGS 2回

My Hair is Bad 武道館 ビバラ 日比谷野外音楽堂 3回

ゆれるあみ 新宿NINESPICES

山田亮一 新宿NINESPICES

Hakubi 下北沢LIVE HOLIK 下北沢CLUB251 2回

Mr. Nuts 下北沢LIVE HOLIK

Lucie.Too 下北沢LIVE HOLIK

kobore 下北沢LIVE HOLIK 府中Flight 2回

SUPER BEVER 武道館 豊洲PIT 新木場スタジオコースト 3回

KYETALK ビバラ

VIVA LA J-ROCK ANTHEMS ビバラ

Amelie  ビバラ 越谷EASYGOINGS 新木場スタジオコースト 3回

GOOD ON THE REEL ビバラ

コレサワ ビバラ

サイダーガール ビバラ

the  telephones ビバラ

ORANGE RANGE ビバラ

THE ORAL CIGARETTES ビバラ

グッドモーニングアメリカ 代官山UNIT 赤坂BLITZ 2回

SUNNY CAR WASH 府中Flight

mick  越谷EASYGOINGS

あいくれ ABBEY ROAD

マカロニえんぴつ越谷EASYGOINGS

ank ABBEY ROAD 下北沢SHELTER 2回

Shout it Out 越谷EASYGOINGS

POT 越谷EASYGOINGS 渋谷duo 新木場スタジオコースト 3回

ポタリ ABBEY ROAD

Cloque. ABBEY ROAD 渋谷CHELSER HOTEL 2回

MOSHIMO 越谷EASYGOINGS

それでも世界が続くなら 下北沢QUE

忘れらんねえよ 下北沢QUE

ハヤシング 下北沢ERA BAR

vivid undress 新宿SAMURAI

MINT mate box 新宿LOFT

First Impression 新宿Motion

Mr.WiENER 新宿ACB Hall

SUNs 新宿Marble

FILTER 新宿SAMURAI

Goodbyes 新宿Motion

WOMCADOLE 新宿LOFT

アカシック 下北沢GARDEN

劇場版ゴキゲン帝国 下北沢REG

Split end 下北沢Daisy Bar

the shes gone 下北沢MOSAIC

TOKYO HEALTH CLUB 下北沢近松

林青空 下北沢QUE

EVERLONG 下北沢SHELTER

THE ラブ人間 下北沢GARDEN

ネクライトーキー 下北沢CLUB251

フィッシュライフ 下北沢BASEMENT BAR

ircle 渋谷O-WEST

FABLED NUMBER 渋谷WWWX

みるきーうぇい 渋谷MilkyWay

ズーカラデル 渋谷WWW

HERO COMPLEX 渋谷CHELSER HOTEL

ウソツキ 渋谷O-WEST

Saucy Dog 渋谷O-EAST ぴあフェス 2回

感覚ピエロ 渋谷O-EAST

for better, for worse 赤坂BLITZ

UNISON SQUARE GARDEN ぴあフェス

レルエ ぴあフェス

岡崎体育 ぴあフェス

Dr.DOWNER ぴあフェス

BLUE ENCOUNT ぴあフェス

King Gnu ぴあフェス

フレデリック ぴあフェス

LONGMAN ぴあフェス 下北沢SHELTER 2回

ASIAN KUNG-FU GENERATION ぴあフェス

reGretGirl 下北沢SHELTER

the quiet room 下北沢SHELTER

Sams 渋谷DESEO

限りなく透明な果実 GATEWAY STUDIO

ヨルニトケル 渋谷乙

日向文  GATEWAY STUDIO

yeti  let you notice 渋谷DESEO 渋谷乙 2回

篠塚将行 渋谷DESEO

春ねむり  渋谷乙

つしまみれ 渋谷乙

クリトリック・リス 渋谷乙

イエホカルマット 渋谷乙

reach me down 渋谷乙

2 新宿LOFT

パンのみみ 下北沢SHELTER

アオノオトシゴ 下北沢SHELTER

ENTH 新木場スタジオコースト

DizzySunfist 新木場スタジオコースト

04 Limited Sazabys 新木場スタジオコースト

Halo at 四畳半 渋谷O-Crest2 2回

CHERRY NADE 169 渋谷O-Crest

ghostnote 渋谷O-Crest

Ivy to Fraudulent Game Website 渋谷O-Crest

CIVILIAN 渋谷O-Crest

fox capture plan JAZZフェス

juJoe 渋谷乙

 

 

4回

クリープハイプ

ハンブレッダーズ

QOOLAND

SIX LOUNGE

3回

平井拓郎

My Hair is Bad

SUPER BEVER 

Amelie

POT

2回

The Whoops

ムツムロアキラ

THURSDAY'S YOUTH

KOTORI

Hump Back

kobore

Hakubi

グッドモーニングアメリカ

ank

LONGMAN 

Cloque. 

Saucy Dog 

yeti  let you notice

Halo at 四畳半

ぼくらには、まだロックを歌う平井拓郎が必要なようだ。〜juJoe結成に際して〜

ぼくらには、まだロックを歌う平井拓郎が必要なようだ。

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2018年4月7日、平井拓郎が6年やっていたQOOLANDは解散した。そしてこれを機に平井は、ロックを歌うことを辞めた。
ロックを歌うことに一区切りがついたと言いギター、エフェクターを売りに出し、彼なりの覚悟がファンにも伝わってきた。

 

QOOLANDは日本では第一線にはなりにくい、労働者階級のロックを軸にしながら一歩ずつ階段を登りメジャーデビューしたバンドだった。今のシーンを追っている人なら分かるだろうが労働者階級のロックは少ない。その理由はバンド音楽を聴く層が大学卒業とともに一気に減るからだろう。若い層はバイトをしているとはいえ、正社員の責任や膨大な残業を経験することはなく、労働者の気持ちは分からない。そして社会人になった途端に音楽を聴く人数が減れば、労働者階級のロックを歌ったところで届く人数は言うまでもなく少ない。少ないということは、自明であるが売れることはない。

私はQOOLANDが解散し平井拓郎がロックを辞めたことで、日本における労働者階級のロックが死んだとブログに書いた。

tsubasa518.hatenadiary.com

 

しかし、平井拓郎は労働者階級のロックをやりに帰ってきた。そして、「juJoe」というバンドを結成した。 

彼がロックを再び歌うきっかけはある事件による。今作のジャケットにも書かれているが、バンドが解散し3ヶ月ほど経ったある日ラーメン屋で頼んでもいない唐揚げをおしぼりで拭いていたそうだ。精神科に行くと重い鬱だと診断された。バンド解散前は月の半分ライブをしていた時もあり、ある意味これがシャブのように作用し、シャブが切れた状態になっていたという。もちろん平井はシャブをやっていないが、彼が歌詞に盛り込んだ60年代後半のロックバンドが薬漬けであったのをふと想起させられる。
精神科で平井は「もう一度バンドをやれよ」と言われ、再びバンドをやることになった。
QOOLANDのファンがロックを歌う平井を待ちわびていたのは言うまでもないが、彼が再びロックを歌う決意をした話を聞くと、彼も内在的にはロックを歌うことを待ちわびてたのではないだろうか。

 

juJoeとしてのファーストアルバムは、QOOLAND時代の60年代後半の洋楽を意識した曲やタッピングを多用する曲から、現代の邦ロックに寄せた楽曲になり、QOOLANDを知らないリスナーを増やす可能性を秘めている。歌詞に関しては、明らかに労働者階級のロックだ。QOOLANDが解散し社会でやるせない日々を送っているファンに光が差すようにと歌う『閃光』、10年前と変わらず権力に反抗する意思を持っていると歌う『三十路』と労働者階級のロックを歌詞に込めている。

 

労働者階級のロックが日本で売れないからといって、辞めてしまっていいのだろうか。少なくとも彼が愛してるだろう60年代後半のロックバンドは信念を貫いていた。
いつまでjuJoeが続くは誰にも分からないが、ロックを歌う平井拓郎が帰ってきたことは労働者階級のロックを求める者にとって一つの光となるはずだ。

 

 

 

juJoe official

note.mu

 

juJoe 音源

linkco.re

 

クリープハイプの今が全て詰まったアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

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今作は間違いなくここ数年のクリープハイプの全てを表した作品である。

再びクリープハイプの人気が出てきてることもあり、丸くなったと思うかもしれないがそれはお門違いだ。

 


クリープハイプの変化は数年前から確実にあた。そしてそれがこのアルバムで明確に表出したのである。この事について考えていきたい。

 


クリープハイプの変化をライブでは感じることができていた。

2016年のFC限定ツアーあたりから、ワンマンにおいて明らかにファンに寄り添っていった。それはクリープハイプ側が媚を売ったわけではない。ファンとクリープハイプ両方が歩み寄った形であった。

なぜ初めに寄り添いを感じたのがFC限定ライブだったかというと、

FCに入るだけあってクリープハイプの良いところも悪いところも分かっているファンとそのファンを信頼するクリープハイプという関係があったからだろう。

そして、このツアー以降の自ら主催のライブはどこの会場もアットホームな雰囲気に包まれていた。それが顕著に表れているのが、MCだ。MC中、メンバーの顔を見ていると笑顔が絶えない。楽しそうに話し、時にはファンの掛け声に答える。このような状況下でファンは多幸感に包まれないわけがない。クリープハイプもファンもお互いに楽しいのだから。

 


このような多幸感というものに包まれている「今」に作られたアルバムだからこそ、丸くなったと思うのだろう。

 


少し話が変わるが、このアルバムには違和感感を感じる部分がある。それは、作品中盤の「おばけでいいからはやくきて」、「イト」、一曲飛んで「陽」のところだ。タイアップ曲が並ぶこのパートは、他の楽曲とはテイストが違うのが感じることができる。タイアップ曲であるため、タイアップ先の要望が入るため完全なクリープハイプ楽曲ではない。このことによって、よそ行きなのが伝わってしまう。

だが、これも今のクリープハイプを表していると思う。

クリープハイプのフェスや自主企画でない対バンライブを考えて欲しい。この時の彼らは、どこかよそ行きであり人見知りをしているようにうつる。

MCの言葉遣いは固く暗い。またメンバー間の絡みも少ない。もちろんファンだけではなく時間が空いてるから観に来たという客に対して優しい態度をとる余裕がないのだろう。

このような様子が上で述べたタイアップ曲の雰囲気につながるのではないだろうか。

 

 

 

ここまでこのアルバムが近年のクリープハイプの全てであると書いた。

そこでぼくは、このアルバムが今まで苦楽を共にしてきたファンに向け作られたのだと感じる。

それは〈昔々あるところに独特の世界観を持ったバンドがおったそうな

変な声だと村人から石を投げられて泣いていたバンドを救ったのは

変な感性を持った変な村人だった

そうやってどうにかこうにか変な時代を変な村人に支えられながら

変なバンドは生き延びていった〉という歌詞である。クリープハイプ節と言わんばかりの身内ですらも皮肉対象にしながらも言わなければいけない言葉、ここでは「感謝」をファンに対して遠回しに伝えている。ここまで明らかにファンを歌った曲はない。そして、この歌詞を噛み締めていると、ワンマンライブ終演後に、「ありがとうございます」と言いながら頭を下げるクリープハイプが目に浮かぶ。

 


ファンに対して寄り添ったアルバムだからこそ新規リスナーや奇抜なイメージを持っていた音楽ファンもクリープハイプの持つ真の優しさ、愛情を感じることができ今作が受け入れやすくなっているのだろう。もちろん長くクリープハイプを追いかけている太客にとってはクリープハイプの「全て」と捉えて最高傑作と思うのだ。

 

 

『泣きたくなるほど嬉しい日々に』/クリープハイプ

01.蛍の光
02.今今ここに君とあたし
03.栞
04.おばけでいいからはやくきて
05.イト
06.お引っ越し
07.陽
08.禁煙
09.泣き笑い
10.一生のお願い
11.私を束ねて
12.金魚(とその糞)
13.燃えるごみの日
14.ゆっくり行こう

 

クリープハイプHP

http://www.creephyp.com/

 

栞MV

https://youtu.be/j4XsCJHfplg

大晦日=root13.がライブをする日

9月13日は、僕にとっての大晦日です。

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晦日は普通は12月31日のことを指すけど、その日に向かって一年を過ごす人にとっては12月31日が大晦日ではないとおもいます。
12月31日が大晦日と思っている人が多いのは、フジロックやライジングサンでしょう。フェスのために一年を過ごし、この日のために貯金をするらしいです。

 

僕にとっての大晦日は、9月13日です。この日のために毎年過ごして、9月13日は何があろうと仕事を休むと四年前から決めました。というよりそうなりました。

 

4年前の9月13日、大事なバンドroot13.が活動休止した。
root13.と出会わなければ、こんなに音楽を好きになっていなかったと思うし、違う人生を歩んでたかもしれないと大袈裟でなく言える。

3年前の9月13日、活動再開ライブが行われた。
2年前、1年前の9月13日もワンマンがあるからと大阪に行った。

いつからか9月13日に大阪に行くことが、root13.のライブを見ることが、当たり前になっていた。そして、手帳には9月13日に真っ先に"root13."と書くようになった。
気がついたら9月13日が僕にとっての大晦日になっていた。

 

 

今年は、ライブではなくツイキャスであるが、9月13日にroot13.を観れることが嬉しい。

まだ今年の9月13日が終わっていなが、もうすでに来年の9月13日が楽しみだ。

 

 

MV: 曖昧なディア

youtu.be

 

弱さを見せてもいいと教えてくれたバンド-「それでも世界が続くなら」との出会い-

それでも世界が続くならに出会ったのはひょんな事からだった。

彼らを知ったのは2012年の2月雪の降る前の日。

その頃の僕は新しい音楽に出会いたくて仕方がなかった高校生。

今のように、Twitterが盛んでなく、新しい音楽を知るのはタワレコだった。

 

 

しかし、タワレコは都会にしかなく、月に一度だけいけるタワレコが楽しみで仕方がなかった。

いつもタワレコに行く前の日は、タワレコのHPをチェックして買いたいもの、視聴したいものに目星をつけていた。

それせかとの出会いもタワレコのHPをチェックしている時だった。バンド音楽の右も左も分からない僕にとって『タワレコ限定』という文字はどこか特別に感じ、ジャケットの絵やバンド名に何故だか惹かれた。

 

 

雪の降るあの日、靴の中に雪が入り込みびちゃびちゃな靴でタワレコに行ったのを覚えている。他のバンドも視聴し、その日買ったのは、「毛皮のマリーズ」と「それせか」だった。

それせかは、試聴機が無く千円いう値段とバンド名で買った。いわゆるジャケ買いだ。

 

 

 

家に帰り、早速パソコンに取り込んだ。バンド名はすごく好きだし、どんな音楽なのかとワクワクしながら再生ボタンを押した。

 

家の中に響き渡るノイズの轟音、泣き叫ぶようなギター、怖くなって停止ボタンを押した。ほんの数秒だった。体が拒絶反応を起こした。「今」は聴いてはいけないと。怖くて寒気がした。それから、再生ボタンを押すことは1年ほどなかった。

 

 

 

 

それせかに触れることなく1年が過ぎ、次に彼らを聴いたのは、

僕の原点と言え、かつ初めて行ったライブである「6joma」のちょっと前だった。

高校三年生、受験もうまくいかずに滑り止めの大学に行く覚悟を決めた時に久しぶりに聞いた。何者でもないことを感じ擦れていた頃に聞いた彼らの音楽は少しだけわかった気がした。

 

 

数週間後に観たライブが彼らとの初対面だった。

ステージもフロアも真っ暗な中で、鳴らされる切り刻まれるようなノイズ、その中から僅かに聞こえる泣き叫ぶような歌声。

それは、生きている中で一番誰にも見られたくない自分の姿のようであった。

音楽でここまで自分の弱さを出してもいいのだと感じた。

「男の子は母親の葬式以外で泣いてはいけない」と言われて育ってきた僕にとっては衝撃だった。

 

それ以降、彼らの音楽は僕の中で心の支えというか最後の砦となった。

僕にとって、それでも世界が続くならは、「強力な鎮痛剤」だ。

人間関係に困り、何もかもがうまくいかない時に彼らの曲を聴くと少し救われた気になれる。特に『参加賞』という曲は、生きていることを肯定してくれる。

 

僕が彼らの音楽を初めて聞いた時に最後まで聞くことができなかったのは、

当時の僕にとって彼らが必要でなかったからだろう。

鎮痛剤だからこそ、痛みがないときには効かず。作用し生まれないからだ。

 

 

 

僕は間違いなく彼らに救われた1人である。

彼らに救われた僕はその時文章を書きたいと思った。

こういう音楽に救われる人の元に、こういう曲を届けたいと思いで文章を書き始め、今もこうして文章にしている。

 

 

それでも世界が続くならは、2018年9月2日一度歩みを止める。彼らの音楽は人を救う。だけれども、人を救うからこそ彼らがやりたいようにやれないのなら止まってもいいと思う、それでも世界は続くから。

 

僕の好きな曲『参加賞』

www.youtube.com

 

それでも世界が続くなら HP

http://www.soredemosekaigatsudukunara.com/home5.html

SHOWROOMでライブハウスの生中継をしたら〜人生の勝算を読んで〜

人生の勝算を読んで思ったこと

 

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人生の勝算を読んで、どう思ったかやこの本から何を学んだかということよりも読んでいく中でSHOWROOMがライブハウスと一緒に企画を立ち上げたら面白いなって思い始めました。この事について書いていきます。

 

ぼくは、音楽が好きだしライブハウスも好きだから、ライブハウスに行く人が増えればなって思うのだけれどもなかなか増えないのが現実。

フェスは盛り上がっているのに、ライブハウスには繋がっていかないと色々な方面から聞くわけです。ということは、フェスとライブハウスに大きな隔たりがあるのではないのかと。その隔たりや現状のライブハウスの課題をSHOWROOMで改善できるのではないのかと考えてみました。

 

 

SHOWROOMとライブハウスは親和性がある

まずそもそもなぜSHOWROOMとライブハウスが親和性あると思ったかというと、SHOWROOMの画面がライブハウスに設置されているモニターの構図とほぼ同じだなと思ったからです。SHOWROOMの演者さんとアバターが、バンドとライブを観ている人の後ろ姿がそっくりだなって。

ライブハウスのモニターって、会場内がパンパンな時とか見ることがあるし、大体のライブハウスに設置されているから観ている人が多いのではないのかな?

もし、ある程度見る層がいるかつそれがスマホで観れるとなったら面白いなと思います。

 

 

メリット(オーディエンス編)

・最大のメリットは、毎日ライブハウスにいる感じが味わえる!!

→これは、何よりも嬉しいこと。

ライブが好きな人は多いし、毎日のように音源でなくリアルタイムで鳴らされている音楽を聞けるというのは最高です。

フォロワーとよく話すのですが、好きなバンドが増えてくると、お金が無限にあるわけではないのでライブの取捨選択が始流という事。好きのレベルやそのライブの価値(リリースツアー初日なのか通常ブッキングなのか)で選んでいきます。この選ぶというのは無くならないとは、思いますがスマホで見ることができれば、ライブハウスに足を運べなくても体感をすることはできると思います。(VRとかも流行ったらいいな)

 

・日本のライブは、社会人には厳しい…

→ライブハウスの開演時間を考えると、仕事を定時に上がってライブハウスに向かってやっと間に合う場合が多く、社会人は平日のライブを諦めがちです。

社会人であるため、仕事の方で融通を聞かせるのは今の日本では難しい話。それならば、エンターテイメントの方が変わればいいのではないかな?

 

・未だに残るライブハウス=怖いところ

→未だに大人世代にとっては、ライブハウスは怖いところという印象があります。高校生のうちにはライブを行かせられないというのもよく聞きます。(ぼくもそうでした。)

そうなると、多感な時期にライブを体感できないのは残念。

また、高校生が将来のミュージシャンであるためスマホ越しでも好きなバンドを見れたらまた変わるのではないのかなと思います。

 

・田舎とか病気とかでライブハウスに行けない方

→音楽が好きな人、救われてる人の中にはライブハウスには様々な理由で足を運べない人がいるのも現実です。

 

・ライブを体感できる人が増える!!

よくTwitterで「今日の〇〇のライブ行きたかー」見かけます。

 もちろんメジャーなアーティストならライブ配信をする方もいますが、インディーズバンドはほぼ皆無です。

ライブDVDが発売されたとしても、リアルタイムとは全く違う。リアルタイムを味わえるのはライブ配信でしかないともいます。

 

メリット(アーティスト編)

・弾き語り配信ではなくバンドセットやライブを提供できる

→弾き語りの配信は、いくらでもできるが、バンドセットとなると少しハードルが高い。やはりライブハウスから配信できたら良いのではないか。

 

・小さいライブハウスで活躍するバンドは地方に行くことが難しい。

→地方の人でもYouTubeTwitterで新しいバンドに出会えるようになった。その一方で、ライブを観ることは、依然としてハードルが高い。そこで配信をすれば、地方でもライブを観ることができるのではないだろうか。

 

 

メリット(ライブハウス編)

・ライブハウス側ライブをやれば一定のお金が入る(SHOWROOMがお金を出した場合)

→この結果バンドマンのノルマが減る

→ノルマが原因でライブハウスに出られなかったor 回数制限してたアーティストが出やすくなるのではないか?

 

 

メリット(SHOWROOM編)

・ライブハウスには、行けなくてもライブを体感できる。

→ギフトが送る人も出てくる。(アイドルオタクよりも少ないとは思うけど一定層はいるのでは?)

 

 

改善点

・音質と画質

一番の課題は音質だろう。音が割れないようにする工夫が必要。

その次に画質。ライブハウスは暗いのもあるし、現状ライブハウスでモニターに映っているのは配信としては見れたものじゃない。今はハンディーカムみたいなのが使われているが、カメラの改善が必要。

 

・配信の環境

配信設備がライブハウスにあるのかどうかである。

 

・タイムテーブル問題

対バンライブの場合タイムテーブルが出ない事が多くお目当てのアーティストが何番目かがわからない。もしこれを配信でやってしまったら、待たなくてはならずお手軽さが薄れてしまう。

 

 

・ライブハウスと同じように、音源がその場で買えたらいいのではないか。

→どんな媒体でもいいが、ライブ配信を行って、いいなと思ってもHPに飛んで、ディスコグラフィーを開き、そこからまた音源の売っているサイトに飛んでという作業は億劫に感じる人も多いのではないか。

その場でポチッと気軽に買えるようになったらより、音源が売れるのではないだろうか。

 

 

 おわり

メリットやデメリットがあるが、SHOWROOMのアプリを開けば全国のライブハウスと繋がる未来があったら面白いなって思いました。