つばさブログ

音楽を聴いて思ったことを既存メディアや所謂プロとは違う角度から届けるべき人にお届け!Twitter@tsubasa518

ふと新聞の社説を読んでいると、ああこの感覚クリープハイプ だなと思った。


年度末ということで職場の机を片付けていたら、気になる社説が目に入り読み始めてしまった。

社説を読んだことはきっと一度くらいはあるだろう。(もしなかったら学校とか会社とかでちょっと見てみてね。)
社説というのは一つの言いたいことに対して、2つや3つ違う話を織り交ぜながら、真意を説明し色付けていく、なんとも複雑な文章である。なんで難しいかっていうと1つの短い文章の中で、複数のことを同時に理解してその繋がりをおもしろいと思うには複数の事柄について知らないといけないからだ。
ちなみにこのとき手に取った新聞は2020年2月12日野村監督の死去を、月見草と野村監督が育った街に吹く固有名詞を持った風を絡められて書かれていた。まあこれらがなんのこっちゃあ分からないかもしれないけどそれはそれでいいと思う。


それで、社説とクリープハイプ の何が似てるのかというとーーなんでだと思います?ーー
もちろんご存知の通り、バンドを始め小説やラジオ等々多方面の仕事をしてるっていうのも答えなのかなとも思います。
でも、もっと思うのはクリープハイプ (の曲)をしっかり読み込むには世の中のことを知らないといけないんです。
一番社説ぽいのはイエスタデイワンスモア。この曲はそれまでに収録されてるアルバム曲をパッチワークのように縫い合わせて一つの曲にするというなんとも社説らしい曲です。
ほかにも、exダーリンなんて出てくる固有名詞全てを知っていた方がおもしろいと思いませんか?たぶん、言葉を調べた人もいたんじゃないかな。
極めつけは、昨年末のライブイベントREDLINEでのMC。「『REDLINE』って『赤線』って事ですよね。」という言葉からの"HE IS MINE"。この短い言動の中に、ライブイベントの名前があり、それを日本語に訳したときの言葉、そしてその言葉が持つ意味、そこでやっと明かされる次に演奏される曲目。バカにするなと言われてしまうかも知らないが、REDLINEを日本語に訳せないと意味がわからないし、訳せても「赤線」という言葉を知らなければ、次の曲なんて分からない。もちろん最後にクリープハイプ の曲を知らないといけないけどね。(笑)
ライブ解除にいてすべての意味が知っていたから、意味の繋がりがおもしろいMCだなと思った。だけど公演後Twitterを覗くと「赤線」の意味を知らない人もみうけられた。きっとその人は公演後に意味を調べてやっとMCのおもしろさに気がついたんじゃないかなって思う。



私自身「赤線」はたまたま知っていたが、知らない言葉がライブ中に飛び出してきてもおかしくはないし、知らない言葉が歌詞の中で出てくることもあると思う。その知らない言葉というのが尾崎さんの好きなカルチャーから来ているものもあれば、社会の通説かもしれないし一般常識なのかもしれない。
このように考えていくと、一般常識は最低限持ち合わせた上で尾崎さんの好んだり関心を持っていたりするカルチャーに興味を持たなければクリープハイプが言いたいことの本当の意味がわからないと思う。そして、そんな他ジャンルが交差した上で光る真意というのは社説のようでおもしろい。



ああ、そう言えば尾崎さんが好きな野球チームってどこだっけ?

https://youtu.be/j4XsCJHfplg

クリープハイプ オフィシャルサイト

午前2時フミキリに望遠鏡を担いでったのは今は昔、 午前4時SNSに「死にたい」と呟いた。-Hakubi/『追憶』ディスクレビュー


〈午前2時 フミキリに 望遠鏡を担いでった〉は、BUMP OF CHICKENの代表曲「天体観測」のワンフレーズである。この曲は午前2時、街が静かになった時間に出掛けることの背徳感と、好きな人と出掛けるも素直な気持ちを伝えられない、二つのドキドキが相まって人々を興奮させ続けている。


「天体観測」が発売されてもう間も無く20年。20年後の午前2時といえば、未だに一般的には夜分遅い時刻ではあるもののかなりの人が起きている。というよりも起きていることが分かるようになってしまった。
それはSNSの台頭による。午前2時だろうが午前4時だろうが、24時間、いつだってSNSには人がいる。
一方20年前の午前2時には、SNSがなければ、娯楽は一切なかった。この頃の家で誰もが楽しめる娯楽はテレビ、一択。そして、そのテレビは2時を過ぎれば放送が続々と終了していく。今となってみればネットが身近になり、YouTubeNetflix、みんながやってるLINEやTwitterと、午前4時でも娯楽はあるし、人と繋がれてしまう。


Hakubiが11月6日に「追憶」をリリースした。Hakubiは、片桐(vo./Gt.)、ヤスカワアル(Ba.)、マツイユウキ(Dr.)からなる京都出身のスリーピースバンドだ。

片桐はLyu:Lyuやそれでも世界が続くならといったバンドをルーツとし、社会での生きにくさや、日々の痛みを感じながらも社会に、自分に反抗していきたいと打ち出すロックを歌う。
音楽性はKANA-BOON以降の4つ打ち邦ロックを程よく汲み取りメロディアスではあるが、歌詞に注目がいくような工夫がされている。


新作『追憶』のリード曲「午前4時、SNS」はボーカル片桐自身の体験、体験というよりも午前4時に感じたことをそのまま歌ったと思える曲である。
自室で自分の気持ちを吐露するかのように弾き語りから始まり、感情が昂るにつれ楽器が増えていく。そして、夢を語った仲間の就職、音楽の神様とまで形容するアーティストへの失望、自分のために生きてきてはずなのに何が正しいのか分からない自分について歌う。
夢を追うということが認められるのは十代までで、二十歳を過ぎると夢よりも安定の方が正しくなってしまう。日本でメジャーデビューをすればインディーズで尖っていても社会の波に揉まれ丸くなることなんてよくある話だ。
でもそんなことを気にした所で世間やヒーローが変わらなければ、なりたい自分になる為に動くのは自分でしかないことも分かってはいても、何もやらないのに勝手に自分に期待をかけすぎてもがき苦しんでしまう。

そして、そんな思いを全てを語るのはカッコ悪いから、夜中に〈死にたい〉と一言SNSに呟いてしまうのだ。SNSで呟けば、バックグラウンドを話さずとも、誰かしらが気にかけてくれ、情けない承認欲求が満たされる。
しかし、そんな自分にクソったれっと歌うのだ。


午前2時に天体観測をするよりも、SNSで傷の舐め合いをしている方が気持ちよくなってしまった。
しかし、SNSがあったからこそ今作のような救いようのない自分を奮い立たせるロックが生まれた。
望遠鏡からSNSに変わったが、今も昔も〈見えないモノを見ようと〉して日々生きているのかもしれない。




『追憶』/Hakubi
1.午前4時、SNS
2.Dark.
3.17

Hakubi - 午前4時、SNS【MV】 - YouTube


https://www.hakubikyoto.com/

「夢に敗れる」ことを知っているバンド、それが"ひかりのなかに"

まだまだ希望に満ちている10代であるのに「夢に敗れる」ことを知っているバンド、それが"ひかりのなかに"である。

2017年高校の軽音部で、ヤマシタカホ (Vo. Gt .)、たけうちひより(Ba.)、ジョー(Dr.)により結成された。疾走感のあるメロディーに、若さ溢れる感情剥き出しな歌声と、10代だからこそのエネルギーを感じる。一方で歌詞は、同世代よりも一歩引いた目線でオルタナティブに日々を捉えるが、夢も恋愛も純真でど直球で気持ちがいい。
しかし、ただ猪突猛進に勢いだけでなく、彼女らは「夢に敗れる」ことを知っているのが強さだ。

一曲目「冴えない僕らに灯火を」では、疾走感とともに
〈初期衝動だけで片付けられた 居場所をなくした言葉達 いつも的外れな説教をする 夢をなくした大人達〉という歌詞から始まる。
おそらく彼女らの実体験をもとにして描かれているのだろうが、バンドでの夢を叶えたいと言っても初期衝動だけでは続きやしないと、説教をする夢をなくした身の回りの大人たちを描く。これは幾つになろうとも夢を追い続ける人には付きものの煩い大人である。
そして高校生という彼女らの弱い立場を考えれば、自らまだ生計を立てることが難しく大人に耳を傾けざる状況が目に浮かぶ。
だが、彼女らは大人達をただ敵視するわけではなく、夢をなくした行末として捉えているのが皮肉であり、反面教師のように見ているのがおもしろい。
また五曲目の「舞台裏」では、〈夢なんか叶わないな そう言ってくれたあのロックバンドは もう姿を消したんだ〉と好きだったバンドがいなくなってしまったことを正面から受け止めている。日本のロックバンドは流行り廃りに揉まれ、メインで居続けるには大衆性を帯びていた方が有利。「夢なんか叶わないな」よりも「夢はきっと叶う」と言った方が受け入れやすいのは自明だ。それでも「夢なんか叶わないな」を選ぶのが彼女らのロックなのだろう。




初期衝動は、間違いなく一番エネルギーが濃縮された時である。しかし、大人たちが一番煩い時期。辞めさせるなら早いうちがいいという無駄な老婆心からだろう。一方で、彼女らも夢は絶対に叶うわけでも、誰であっても叶うわけではないという事が歌詞から伝わってくる。
初期衝動は余計なことを考えずに突き抜けていた方がかっこいいが、一歩引いてどこかで叶わなかった人がいることを知っているというのは、知らないよりも一つ夢を叶えきりたいという気持ちを強固にしてくれる。
"ひかりのなかに"には大人に抗い、自分たちのロックを貫いてほしい。

https://youtu.be/IyfDHig6RH4


ひかりのなかに (@Hikar_nkn) on Twitter

https://www.hikarinonakani.com/

クリープハイプ、FC会員限定グッズをメルカリで高額転売してる奴が本当に太客でない2つの理由

クリープハイプ、FC会員限定グッズがメルカリで高額転売され問題になっている。


このFC会員限定グッズは、今回の騒動前ネット上でファンクラブに入りたくないがグッズは欲しいという人が現れ、ボーカルの尾崎世界観がFC会員に向けてコメントを出すほど問題になった。


そして、このFC会員限定グッズがメルカリ等で高額転売されているのだ。


これに対してSNSでは、
「高額転売している人は太客(FC会員の名称)の資格がない」等、転売をする人に批判的な意見が散見される。

この意見は真っ当であり、太客である資格はない。


だが、SNSで見られる理由はほとんど感情的な話である。どういうことかと言うと、ライブ中に隣に立っている人がもしかしたら転売していたのではないのか?と疑いたくないと言うことからくる「太客ではない」だろう。


しかし、転売をする人は本質から太客でないのであ?。


この文章を読んでる人なら、聞いたことがあるであろう「チケットの高額転売」。大きなライブハウス、コンサート会場の前にはダフ屋がいて、ネット上のチケット二次流通サイトでは定価以上の値段でチケットが売買されている。
ついに、2019年6月にはチケット不正転売禁止法という法律が施行され、社会的に罰せられるようになった。
しかし、まだ本質的な改善には至らず実際に適応されたのはこの一件のみ。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1910/25/news078.html

まだまだ不正転売がネット上には転がっている。



さて、なぜこの不正転売について話したかというと、今回のクリープハイプの騒動も同じ構造だからだ。
恐らく転売をしている人の多くは転売目的でFC会員になって会員限定グッズを買い、売りに出したのだろう。
ネット上でFC会員にはなりたくないが欲しい人の代行をツイートを見聞きし、転売屋はこれで一儲けとはいかなくとも小遣い稼ぎにはなると目をつけたのだろう。
加えて、クリープハイプの今の人気を考えると、金儲けのためにFC会員になった人の手によってチケット転売が行われることは容易に考えられる。
だがこの転売屋はただただ転売を目的にしているから、ライブハウスの隣にいないだろう。


しかし、やっかいなのは専業転売屋でない人である。なにが厄介かというとこの人たちはライブの時に隣の席にいる可能性があるからだ。上で挙げた嵐の例であるが、この件については自分自身のチケットを確保した上で、コンサートに行く資金繰りのために転売をしていたという。逮捕された人の話を鵜呑みにはしたくはないが、こういう考えの人がいてもおかしくないというのは残念ながら事実だろう。



今回メルカリで限定グッズを転売している人には二種類の人があり、一つは最初から転売目的でない人。もう一つは自分の私利私欲しか考えられないライブに来る人である。前者からは転売目的の商品やチケットを買わなければ済む話であるが、後者は隣にいると思ってしまうと疑心暗鬼が止まらないだろう。
しかし、真の太客であれば転売なんかに手を染めないはずがないし、無闇に人を疑いたくない。
人として、太客として、姑息なことはせず潔白に生きる品格が太客としての資格になっていくだろう。

【TOKYO CALLING】フルアルバムを持たないバンドHakubiがキャパ700人のライブハウスで、大人の期待を超えたライブ

TOKYO CALLING】フルアルバムを持たないバンドHakubiがキャパ700人のライブハウスで、大人の期待を超えたライブ

f:id:tm2000-518:20190921184840j:plain

日本最大級のサーキットイベント 「TOKYO CALLING」、3日目渋谷duoトリ前にHakubiが登場した。

 

Hakubiとは、2017年京都で結成されたスリーピースロックバンド。

KANA-BOONから始まった10年代中期以降の音楽を程よく取り入れながら、自分自身の弱い部分を明確にしながら、社会や大人と戦っていく歌詞が印象的である。

 

この日同じ会場に出たアーティストは、メジャーデビューを経験しているバンド、フルアルバムを何枚か出しているバンドばかり。

全国流通作品は3曲入りEP、1枚のみ。11月に3曲入りEPの発売が決まっているものの、フルアルバムが1枚もないHakubiがキャパ700人のライブハウスのトリ前を任されるのは異例なことである。

 

 

 

前のバンドが終わり前方のフロアは一気にHakubiのファンに変わる。後方はまだ余裕のある状態であったが、ライブが始まる頃には人が埋まっていた。

 

 フロアが暗転し、「TOKYO CALLING」のジングルが鳴らされ、控室から気合を入れる声がライブハウスに響き渡り1人ずつ登場。

 

 

片桐(Vo. Gt.)は、ギターを肩にかけ自分を落ち着かせるためか二度左胸を叩き、再度音の確認をし、1曲目“サーチライト”へ。

ベースのソロから始まり、独白のような歌が続く。生きる事をやめたくなり、やらなきゃと思いながら何もできずに1日を終え、クソったれな自分に後悔する歌詞が並ぶ。

フェスやサーキットの1曲目は、盛り上がる曲という方程式を無視して、Hakubiの世界に誘う。それが一般的な流行への抵抗であり、Hakubiなりの意思表示なのだ。

 MCはなく、過去曲に収録されている“辿る”、“mirror”へと続けていった。

 

そして、11月にリリースが決まっているEPの1曲目“午前4時、SNS”。

一般的にはリリースが決まっている曲を行う際は告知を入れるが、Hakubiは告知などせずに歌い始める。

告知をしてしまう事で、スタートから3曲で作り上げてきた、会場の緊迫感が壊れてしまうからだろう。それよりも1度のライブを完璧なものにしたかったのだろう。

 5曲目、“賽は投げられた”。

大人の綺麗事は全て戯言だと一蹴するも、その分自分で自分にかせた責任は重く、やるしかないと叫ぶ。

ギターを弾く片桐は、感情剥き出しで鋭い視線は獲物を見つめる猛獣の如く狂気を感じた。

 

張り詰めた空気の中、片桐は、

「自分がわからなくなる。不安焦燥感。勝手に自分を期待して。勝手に潰れて。それでもやるしかない。」と語り、最後の曲“夢の続き”へ。

大人になることで周りの人が夢を諦めていく中で、自分は夢を追い続けたいと思うも上手くいかないし、やりたい事のはずなのにやらなきゃいけないと分かっていても夏休みの宿題のようにやれない自分に苛立ちを覚え、それでも夢を掴みたいという曲である。

MCの言葉や普段のTwitterでの発言をみると自らのことをそのまま曲に落とし込んだ歌詞だと考えられる。

しかし、この言葉というのは今夢を追っている人、夢を諦めきれない人にとっては真摯に向き合うべき言葉であり鼓舞してくれるのだ。

 

 

「勝手に自分を期待して。勝手に潰れて。」と話した片桐。

しかし、「TOKYO CALLING」が用意した大きなステージに潰れることなく自分たちの空気に会場を変えることができた。

会場の大きさに動じないHakubiをみるとこれからより大きくなっていくバンドだと確信できた。さらなる飛躍に期待したい。

  

 

セットリスト

1.サーチライト

2.辿る

3.mirror

4.午前4時、SNS

5.賽は投げられた

6.夢の続き

 

 

[http://

:embed:cite]

 

youtu.be

 

 

www.hakubikyoto.com

 

「PARASITE DEJAVU」で山中拓也が語った、ヒトリエwowakaさんへの思い。

「PARASITE DEJAVU」で山中拓也が語った、ヒトリエwowakaさんへの思い。

f:id:tm2000-518:20190918164259j:plain

THE ORAL CIGARETTESのデビュー5周年を記念して、泉大津フェニックスで二日間に渡って「PARASITE DEJAVU」というイベントが開催された。

 

 

THE ORAL CIGARETTESとは

奈良出身の4人組ロックバンド。BKW(番狂わせ)を合言葉に、人の持つ暗い部分や人への愛をアップテンポな曲にのせて届けている。

 

wowakaさんへの思い

「PARASITE DEJAVU」1日目の終盤、かなり温まった会場に対し、一呼吸付き、トーンを落とした山中拓也はしみじみと口を開いた。

「大切な人を失った時に後悔のないようにしてください。

でも失ってもいなくなった人は出会えてよかったと思っていると思うから。

その人の分まで生きればいい。」と語り“See the lights”を歌った。

“See the lights”は、人との別れをテーマに過去を振り返っても意味がなく泣かずに目の前の道を進んで行けという曲である。

 

 

以前から交流があったこと、開演前に会場内で流れていたヒトリエの音楽を考えると、この選曲を考えると恐らく山中拓也発言は、ヒトリエのボーカルwowakaさんに対してではないだろうか。

そしてこの言葉は、ファンに向けて話しているが、wowakaさんに向けた言葉であり、何より山中自身を前向きにさせるために自分自身に向けた言葉ではないだろうか。そして、これは自分自身を鼓舞する側面を持つロックとしての現れであろう。

 

また「PARASITE DEJAVU」2日目に「嫌い」という曲が演奏された。この曲には〈私をかばって死んだんだもん そんなあなた本当に「嫌い」〉という歌詞があり俯きながらかなり強く歌っていた。

 

きっと「PARASITE DEJAVU」にもヒトリエに出て欲しかっただろう。しかしそれが叶わないのならば、と会場のBGMにし、思いを口にした。

 

 

おわりに

どんな人であっても死が訪れるのは残念ながら必然である。だが死にとらわれず一つ一つの出会いを大切にし、大切な人のために生きていく。THE ORAL CIGARETTESとして、大事にしなくてはいけないテーマがまた一つ明確になった瞬間である。

 

 

[http://

:embed:cite]

 

[http://:title]

 

 

THE ORAL CIGARETTES 山中拓也、死生観について「PARASITE DEJAVU」で語る。

THE ORAL CIGARETTES 山中拓也、死生観について「PARASITE DEJAVU」で語る。

f:id:tm2000-518:20190918164259j:plain

THE ORAL CIGARETTESのデビュー5周年を記念して、泉大津フェニックスで二日間に渡って「PARASITE DEJAVU」というイベントが開催された。

山中拓也は、死生観についてこの「PARASITE DEJAVU」2日間を通して語った。

 

THE ORAL CIGARETTESとは

奈良出身の4人組ロックバンド。BKW(番狂わせ)を合言葉に、人の持つ暗い部分や人への愛をアップテンポな曲にのせて届けている。

 

山中拓也の死生観について

「PARASITE DEJAVU」2日目、THE ORAL CIGARETTESの出番も終わりを迎えようとしていた頃ゆっくりと山中拓也は語った。

「20歳の時に大きな病気をしました。『お母さん、息子さんを諦めてください。』というところまでいきました。だから今は余命だと思っています。生かされている。だから自分で何かしたいよりも誰かに何か与えたいと思っています。」

と。そして彼らにとって大事な曲“エイミー”を歌った。

この曲は全国流通前からTHE ORAL CIGARETTESにとって大事な一曲であった。そしてこの曲は死に向きあった曲でもあるのだ。

 

エイミーはなぜできたのか?

山中拓也は「PARASITE DEJAVU」でのMCでは自分の死について語ったが、“エイミー”を音源化した理由に関して次のように語っている。

2011年の震災があって。震えがとまらなかったんです。その時に色んな感情が蘇ってきてさ、それが重なって、『大切なものを失う怖さ。』とか『繋がれる大切さ。』をそこで改めて実感して。

もしかして『エイミー』って僕のためだけに残すんじゃなくて、みんなに発信すべきなんじゃないかって強く思ったんよ。

 

この時も死というものについて向き合い、“エイミー”という曲を世に届けるべきなのだという意思がうかがえる。

それとともに一人の人に向けたラブソングはなく世界の人に向けてという気持ちも〈世界中の人々が笑えるように、この歌を送るよ。〉という歌詞からも伝わる。

 

 

wowakaさんの死について

前日には、会場のBGMとしてヒトリエを起用した。

ヒトリエのボーカルwowakaさんは今年の4月の亡くなっている。

MCでは「大切な人を失った時に後悔のないようにしてください。

でも失ってもいなくなった人は出会えてよかったと思っていると思うから。

その人の分まで生きればいい。」と、山中の亡くなった方への向き合い方を述べている。

 

 

おわりに

自分の死と、好きだった人の死、震災による死を交差させながら5周年記念の野外ステージで歌った「エイミー」には、出会うべく人に出会った人に対する最大限の愛が込められている。

また「死にたいと思っていい。それが創造につながる。」とも言っており、死に関して考えることが多いことが垣間見える。

これからもきっと死について深く考えながらTHE ORAL CIGARETTESは続いていくだろう。

 

 

[http://

:embed:cite]

 

[http://:title]